いつかきっと晴れる

うつ病、パニック障害との闘いと思い

2018年4月のブログ記事

  • 試行錯誤

    翌日、家を出る前から私は頭の中で「開き直れば大丈夫!」と何度も自分に言い聞かせていました。 そして、予定通り?比較的軽い発作が出ました。不安の中、「どうにでもなれ!なるようにしかならない!」を頭の中で反芻していたら、あっさり発作は退散して行きました。 これで一件落着となれば良かったのですが、そんな... 続きをみる

  • パニック発作消滅の瞬間

    すると・・・身体がポカポカしてきて、指先、爪先にまで血液が流れるような感覚がしてきました。ちょうど真冬の寒い日に外から帰って来て、お風呂の湯舟に浸かるような感覚でしょうか? 動悸が徐々に治まってくるのが判りました。 発作は治まりました。 会社に着いてから「あれは何だったのだろう?」と考えました。で... 続きをみる

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  • 激しい怒り

    激しい怒りが込み上げて来ました。乗ってきた乗客にではありません。自分自身にです。 たかだか通勤に四苦八苦している自分に怒りが込み上げて来ました。「なんで自分だけが普通の事が出来ないんだ?」 怒りの後には、「諦め」と「不貞腐れ」そして「開き直り」へと移行しました。 「勝手にしろ!もうどうにでもなれ!... 続きをみる

  • 電車を降りられない!

    発作は週3~4回出ました。幸いにも会社では出なかったので助かりました。後は家にいる時にで出ましたが、症状は軽く、数回だったと思います。 1回だけ、床屋で出た事があります。症状は軽かったのですが、「気分が悪くなった」と店を出ようかと思案している間に発作は消えました。 そんな状態のある日、いつものよう... 続きをみる

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  • 精神科受診後

    精神科では、うつ病の時と同じように抗不安剤だけの処方でした。一般的には、バキシルなんていう抗うつ剤が処方されるようですが・・・まあ、効かないでしょうね。何度も書きますが、心の問題ですから。抗不安剤にしてもあくまでも不安を軽減させるという対症療法に過ぎません。 どんな病気でもそうですが、通院、服薬し... 続きをみる

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  • 不安や恐怖があると・・・

    中学2年から9年間、寝食を共にした愛犬クロは花火や雷、爆竹などの音に対しての強い恐怖を持っていました。 そういう音が聞こえると舌を通常の2倍くらい出して、ハァハァと激しい息づかいになり、手足を縮込ませてコチコチに固まります。腹筋を固くして叩くのと同じでびくともしません。 これが恐怖に対する反応(緊... 続きをみる

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  • またまた精神科へ

    ホルター心電図を取った後、すぐにはパニック発作は出ませんでした。異常なしのお墨付きが精神的な安定をもたらしていたのでしょう。 ただ、それも長くは続かず、発作が出るようになり、ついに精神科を受診する事になりました。医師は「過去に電車の中で気分が悪くなった事はないか?」と聞いてきました。過去の何らかの... 続きをみる

  • 予期不安

    翌日、「また同じ事が起こるんじゃないか?」という不安が出て、結局、それは的中しました。 予期不安という言葉すら知らなかった私ですが、生来、些細な事に不安を抱かせやすい性格からすれば、それは特別な事ではありませんでした。 たまたま起きた身体の異常に対する普通の不安だと思ってました。 ただ、さすがに心... 続きをみる

  • パニック発作

    中学時代に体育館での全校朝礼の時に1度だけ気分が悪くなった事がありますが、最初はそれと同じでした。 耳鳴りがジ~ンという感じで鳴り、目の前が暗くなり、脂汗が出るような感じでした。中学時代を思い出し、電車を降りなければならないと思いました。次の駅にはまだ5分ほど時間がかかるところでした。 それでも、... 続きをみる

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  • そもそも、パニック障害とは?

    パニック障害とは、動悸、呼吸困難感、めまい、ふらつき、吐き気、体の痺れ・震え、離人感などが突然現れる病気です。もちろん、検査をしても身体的な異常は見い出だせません。そして、またなるんじゃないか?と「予期不安」が出て、実際に同じ症状を繰返します。 予期不安を持ってしまった後は別ですが、最初は「突然現... 続きをみる

  • パニック障害発症

    私がパニック障害を発症したのはうつ病を何回か再発させていた間の事でした。はっきりした時期は判りませんが、20年ほど前だと思います。 今はあまり使われない病名ですが、心臓神経症と言ってもいいかも知れません。突然の動悸(頻脈)がメインの症状でした。 私の場合は電車内がほとんどで時々、自宅で症状が出まし... 続きをみる

  • 精神疾患の可視化

    精神疾患が心の病気であれ、脳の病気であれ、可視化は難しいところです。だから、誤診もあるだろうし、遊びの時は元気一杯で仕事になると鬱々となる現代型うつ病が本当にうつ病なのか、怠け病なのか、なんて議論が巻き起こったりします。 そんなところに「光トポグラフィー」が現れました。脳の血流を調べる事でうつ病、... 続きをみる

  • 治療の難しさ

    マライヤ・キャリーが双極性障害(躁鬱病)である事をカミングアウトしましたね。17年前に診断を受けたにも拘わらず、病気と認めたくなくて最近になってようやく投薬治療と心理療法を受け始めたとの事です。17年というのは奇しくも私がうつ病と初めて診断された日から最後に精神科に行った日までの年月と同じですね。... 続きをみる

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  • 長い闘い

    ちょっと間が開いてしまいました。うつ病に関して、書き忘れている事がまだまだあるような気がするのですが・・・ 私とうつ病との闘いは長いものでした。うつ病単独という事ではなく、パニック障害や緘黙症だった影響による生きづらさも含めた闘いでした。それは完全に克服して今後2度と罹患しないと断言出来るものでも... 続きをみる

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  • 『自己中心的』に気付かされる

    「なぜこの人は自分のことしか考えないのかー神経症のことがわかる本」(加藤諦三著・PHPエル出版)、この本は自分自身を知る大きなキッカケをくれました。 この本に限らず、加藤諦三氏の本はとても勉強になります。たくさんの本が出版されてますので精神的な悩みを抱えている方には一読をお勧めします。 たくさんの... 続きをみる

  • 『過去は変えられない』

    「他人は変えられない」とセットで「他人と過去は変えられない」と使われる事もあります。 当たり前の事ですが、タイムマシンでもない限り、過去には戻れませんから過去を変える事は出来ません。 ただ、過去の事を思い出して、色々と感じているのは今現在なので今現在、過去をどう捉えているかで過去は変わるのではない... 続きをみる

  • 『他人は変えられない』

    「他人は変えられない」・・・何の本に書いてあったのか、また、いつからそういう考えになったのか今では判りません。前回の記事に書いたように一朝一夕でそう考えられるようになった訳でもありませんし、今でも発展途上です。 生まれも育ちも年齢も性別も違えば、物事の考え方が違っていて当たり前なんですが、「自分が... 続きをみる

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  • 精神疾患は生活習慣病

    新人社員の行動、支店長の行動、今なら理解出来る部分はあります。うつ病の克服はまさにその部分ですね。 うつ病に限らず、精神疾患は生活習慣病と同じです。日常、暴飲暴食、運動不足、不規則な生活をしていれば、身体に異常が出ても不思議ではありません。 そして、生活習慣を改善しないで生じた身体症状に対して、対... 続きをみる

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