いつかきっと晴れる

うつ病、パニック障害との闘いと思い

2018年5月のブログ記事

  • アシュネル反射

    眼球を強く押圧すると、徐脈になるというものです。その反応の事をアシュネル反射と言います。 三叉神経、迷走神経を介して心臓に影響を与えると考えられています。 私はこれを知ったのはパニック障害克服後でしたので試した事はありません。 パニック発作の動悸に効くかも知れませんね。ただ、目を強く押すと、網膜剥... 続きをみる

  • 閉所恐怖症

    パニック障害もまだ経験していない、30代の時だと思いますが、激しい頭痛と吐き気、手の痺れで病院へ行き、MRIを撮ることになりました。私としては脳梗塞とか、脳の病気でないか?と不安になっていたのですが、医師は悠然と「午後にもう一度来てください。MRI 撮りますから。予約しておきます。」 今考えれば、... 続きをみる

  • 森田療法に救われた、倉田百三

    倉田百三は、昭和初期に活躍した劇作家です。結核やメニエール病のような身体の病気の他に強迫性障害を患い、森田博士の治療を受けます。 『私は病気を治したとは一度も言わない。病気が治ったのである。というよりも治ったか治らないか知らないのである。(中略)私は強迫観念という恐るべき精神の障碍にかかって、その... 続きをみる

  • 仕事を休まなかった理由

    うつ病、パニック障害を通して、仕事を休んだ事はほとんどありませんでした。うつ病と診断された日は休みましたし、診断される前の身体症状の時は勤務時間内に病院へ行かせてもらったり、早退した事はありましたけど。 会社を休めなかったのは借金があったからです。当時は約300万円ほどの借金がありました。借金の原... 続きをみる

  • 我が意を得たり

    スポーツ紙の広告欄に載っていた本を紹介します。この本を宣伝しようという意図は全くありません。 実は別ブログにだいぶ前に書いた事があります。私自身はこの本を読んでいません。 『自分のうつを薬なしで治した脳科学医九つの考え方』(高田明和著) 脳科学医として様々な本を上梓してきた私ですが、散々苦しんだ自... 続きをみる

  • 『無有恐怖』

    『むうくふ』と読みます。般若心経の真ん中辺りに出て来ます。 以前にも書いたように私は宗教、スピリチュアルを信じていません。般若心経を出したからといって、何か宗教的な話ではありませんのでご理解ください。 一つの哲学として、先人の智恵として捉えてます。 この「無有恐怖」、般若心経の解説書をたくさん読み... 続きをみる

  • M選手の勇気に拍手!

    日大アメフト部、M選手の記者会見、勇気に拍手です。もちろん加害者ですから責任は負わなければなりません。命令されたからといって犯罪まがいの事をやるなよ!という意見もあるでしょう。 でも、組織という密室の中に入ってしまうと、正しい事が見えなくなってしまいます。激しいプレーの延長戦上と捉えさせられたのか... 続きをみる

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  • あすなろ

    私が「あすなろ」を知ったのは、井上靖の「あすなろ物語」からです。自伝的小説、「しろばんば」「夏草冬濤」「北の海」とは少し趣の変わった自伝的小説です。 元はと言えば、中学3年の時に国語の教師に「しろばんば」を読んで感想文を書けと言われたのがキッカケでした。文句タラタラ言いながら同級生数人と自転車で隣... 続きをみる

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  • 回顧、そして懐古

    私が5、6歳の頃、母と二人きりの時、昼飯に寿司を食べた事があります。なぜ寿司だったのかはよく判りません。母が特に寿司好きだった訳でもありません。 そして、寿司を食べた事を父に言わないように釘を差されました。当時も寿司は高かったのでしょう。母としても多少の後ろめたさを感じていたのだと思います。 小心... 続きをみる

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  • 逆説志向

    Okwebで頻繁に回答していた頃、同じ質問に回答する常連さんがいました。 ある日、パニック障害の質問にその方は「闘ってください」、私は「闘わないでください」と真逆の回答がされました。 でも、言っている事は同じでした。その方は「発作があっても逃げるな」という意味で、私は「発作を相手にするな、無視しろ... 続きをみる

  • 説得療法は効果がない?

    森田博士曰く、説得療法は効果がないと。 説得療法というのは、例えば、「誰が触ったか判らないし、バイ菌が一杯付いている」と言って、電車のつり革などに触れない強迫性障害の人に「汚くないよ。ウイルスや細菌のほとんどが人体に有用で、無ければむしろ生きていけない。黄色ブドウ球菌なんで顔や手にわんさか付いてい... 続きをみる

  • 母の日

    今日は勤務明けにカーネーションを買って帰ります。仏壇に供えます。 母は私が21歳の時に糖尿病で亡くなりました。享年49歳。 母はいつも私の味方でした。場面緘黙症の為に近所の人に挨拶が出来ずに苦情を言われた時も、集団登校の班長の役目を果たせず、副班長の母親からイヤミを言われても、私を責める事は一切し... 続きをみる

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  • 森田療法とは?(2)

    森田療法のキーワードを使ってパニック障害を説明させて頂きます。 パニック障害は先ず、発作から始まります。 この発作を重篤な病気の症状と捉えてしまう、これが「思想の矛盾」です。重篤な病気ではないかという思想(思い、意識)と実際には身体的な異常ではないという事実、矛盾してますね。言わば「認知の歪み」で... 続きをみる

  • 森田療法とは?(1)

    これから書く事は私独自の解釈ですので、是非、ご自身で森田療法の本、サイトで勉強される事をお勧めします。出来れば、森田正馬博士の著書を読まれるのが一番と思います。 先ず、森田療法は治療法ではありません。療法と言っておいて、おかしいですけど、森田療法を突き詰めると治療法と言うのも、思うのも相応しくない... 続きをみる

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  • 開き直っただけで、なぜ症状が消えるのか?(2)

    既存の療法とは「森田療法」です。お断りしておきますが、私は森田療法自体をやった事はありません。 パニック障害を克服してからは「なぜ治ったのか」なんて事を掘り下げりる事もなく、日常生活を送ってました。2007年に金融会社をリストラされ、就職活動でネットをよく使うようになり、子供の頃の「家では喋れるの... 続きをみる

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  • 開き直っただけで、なぜ症状が消えるのか?(1)

    摩訶不思議な事ですね。経験してみなければ理解しにくいと思います。 開き直った時、私は「どうにでもなれ!」と強く思いました。それは究極的には「死んでもいい」という事になります。死を覚悟した人間には動悸などはどうでもいい事になります。動悸の先、どうなるかは考える必要がないからです。 その時に私が死を覚... 続きをみる

  • 虚無感

    私のブログを読んで、そんな方法で治るはずがない!おそらく、パニック障害の当事者の方、特に長年苦しまれてる方には否定から入るでしょうね。詐欺師と思われるかも知れません。端から否定して読むのを止めるかも知れませんね。 それはOkwebというところで散々回答して来ましたから、その反応でよく判っています。... 続きをみる

  • 実況放送療法?

    そんな療法は精神医学会に存在しませんけど・・・ パニック障害を完全に克服する最後の方では予期不安が予期期待にまで変化しました。「発作が出てくれないかな?」どこかワクワクする感覚がありました。発作が消えるのが面白かったんだと思います。この頃はなぜ治るのかを掘り下げる事もありませんでした。しかし、発作... 続きをみる

  • パニック障害の「正体」とは?

    あくまでも私見ですので読み流して頂ければと思います。 パニック障害は残念ながら自らの心が作り出す病気です。発作自体はきっかけに過ぎません。発作→心の動き→パニック、という順を踏みます。発作自体はパニックではありません。 脳が目の前に恐怖の原因があるかのように勘違いをする、或いはストレスなどによる自... 続きをみる

  • 治るんです!

    その後、徐々にパニック発作の頻度が少なくなり、症状自体も軽くなり、発作が全く出なくなり、闘いを終えました。 5年ほど前に深夜に突然、動悸に襲われた事があります。パニック発作の事は頭から離れていた時だったので年齢も年齢なので「心臓疾患?」と慌てました。でもすぐにパニック発作か?と思い直して、冷静に脈... 続きをみる