いつかきっと晴れる

うつ病、パニック障害との闘いと思い

『自己中心的』に気付かされる

「なぜこの人は自分のことしか考えないのかー神経症のことがわかる本」(加藤諦三著・PHPエル出版)、この本は自分自身を知る大きなキッカケをくれました。


この本に限らず、加藤諦三氏の本はとても勉強になります。たくさんの本が出版されてますので精神的な悩みを抱えている方には一読をお勧めします。


たくさんの自己啓発本やハウツー物を読んでいた私ですが、その一字一句に反発しながら読んでいた時期があります。読む側から否定していたんですね。


そんな時に不思議にスッと心に入って来たのが、上記の本です。


神経症にまで行かないにしても、神経質や内向的な人は、ほとんどの人が「何でこんなに周りの人に気を遣ってしまうだろう?」とか「あの人みたいに傍若無人に振る舞えたらどんなに楽なんだろう?」なんて考えてます。自分は周りに気が遣えて、親切で真面目で損な役回りばかりやらされる。何でこんな性格に生まれたんだろう?と運命を呪ったりします。


この本はそんな考え方をしている私をギャフンと言わせました。そういう人は「自分の事しか考えていない」と指摘しています。


周りの人への気遣いではなく、周りが自分に対してどう思うか?どう対応されるか?という自分自身への気遣いであって、そこにあるのは「自分」「自分」「自分」だけなんだと言います。


「内向的」まさに言い得て妙です。心は自分にしか向かってません。


緘黙症などはまさにそれですね。自分が話す事で周りの人がどんな反応をするか?変な思い込みか言葉を発する事を拒絶します。