そもそも、パニック障害とは?
パニック障害とは、動悸、呼吸困難感、めまい、ふらつき、吐き気、体の痺れ・震え、離人感などが突然現れる病気です。もちろん、検査をしても身体的な異常は見い出だせません。そして、またなるんじゃないか?と「予期不安」が出て、実際に同じ症状を繰返します。
予期不安を持ってしまった後は別ですが、最初は「突然現れる」がポイントです。会社に凄いストレス要因があって(自覚していて)、出勤しようとしたら、動悸などの症状が現れるのはパニック障害ではありません。
むしろ、元気に過ごしている時に突然症状が出るからこそ、心臓の病気では?死んでしまうのでは?などと「パニック」になる訳です。
タレントさんの中にも経験者が結構いるのですが、経験談の中には話を盛っているのか、首を傾げざるを得ない内容のものもかなりあります。例えば、「幻覚があった」とか言ってる方もいますが、事実なら違う病気です。抗うつ剤の副作用と考えられなくもありませんけど。
あの、「違うだろ!はげー」で有名になった豊田真由子元衆議院議員が、雲隠れしている時にもテレビ番組でパニック障害になって表に出られないんじゃないか?と語っていた方もいましたが、具体的なエピソードがあって心身に異常をきたすのは、パニック障害ではありません。いわゆるパニくる事=パニック障害、でもありません。
誤解されている方が多いようなので・・・
ついでに、呼吸困難感と呼吸困難は全く違います。呼吸困難は最悪死に至りますが、呼吸困難感は精神的にそう感じているだけです。身体的な検査を経てからでないと区別出来ないのは言うまでもありませんけど。
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