いつかきっと晴れる

うつ病、パニック障害との闘いと思い

実況放送療法?

そんな療法は精神医学会に存在しませんけど・・・


パニック障害を完全に克服する最後の方では予期不安が予期期待にまで変化しました。「発作が出てくれないかな?」どこかワクワクする感覚がありました。発作が消えるのが面白かったんだと思います。この頃はなぜ治るのかを掘り下げる事もありませんでした。しかし、発作が消えるという事実だけが自信に繋がっていました。


そして、実際に発作が出た時には古舘伊知郎さんがプロレス中継で「おーっと猪木、反撃に出ました!」と実況していたように「おーっとまた動悸が出ました。」といった感じで自然と心の中で実況放送をしていました。


ここまでくれば完全勝利ですね。自分の身体に起きた発作をまるで他人事のように俯瞰してますから、不安が消えるのは当たり前です。心の状態としては自分の事じゃないんですから。


もし、この実況放送が即座に出来るなら、それでパニック障害とはお別れ出来ますね。私の場合は完成間際でようやくそれにたどり着けましたけど。