いつかきっと晴れる

うつ病、パニック障害との闘いと思い

身体に良い食べ物など無い

タイトルの話は、先日の「ホンマでっか?」で言ってましたね。そもそも、この番組自体が一つの説を面白おかしく断定的に言うので信じてはいけないのですが・・・番組の最後に注意書きがちょこっと出ます。


脳科学なんて流行ってますけど、生きている人の脳をパックリ開ける訳にはいかないので、ほとんどが仮説に過ぎません。エビデンスのないものを科学とは呼びません。


さて、タイトルの「身体に良い食べ物はない」は正しいけど間違っています。間違っているけど正しいです。


この手の情報はどこかの研究機関での実験で得られた結果を元にしているので全くの嘘ではありません。実験というのはほとんどがマウスによるものです。ある食品に含まれている物質がガン細胞を減らしたという実験結果が出ると大騒ぎしますが、人間に換算したり、その食品に換算すると、一回に30kg取らなければならないとかになります。


その物質だけを抽出するとしても多額のお金が掛かったり、実際に摂取する事が困難だったりします。


もう何十年も前の事ですけど、魚の焦げには発ガン性物質が含まれていると騒がれた事があります。よくよく聞いてみると、どんぶり一杯の焦げを20年間食べ続けると発ガンの可能性があるという事でした。20年間も食べ続けても可能性で終わってます。


だけど嘘ではありませんね。


健康情報には余程気を付けないと騙されます。青汁飲んで野菜が足りてると思ってないですか?いずれにしても、一つの食品だけを大量に、或いは頻繁に取り続けるのは普通に考えて異常でしょう。


私は25歳くらいからビタミン剤などを飲んでますけど、どうなんでしょうか?不足する栄養素を補っているという意味では無駄ではないでしょうけど。歳より若くみられるのはビタミンのお陰かも知れません。今さら止められないですね。体内で食物をビタミンに代える能力は退化してるでしょうね。


私がビタミン剤などを飲んでいると聞いて、必ずされる質問があります。「効きますか?」


何じゃそれ?薬じゃないし。ビタミンがビタミン欠乏症以外に効く事はほとんどないでしょう。ドリンク剤と間違えてるのかも知れません。ドリンク剤が効いたように思うのはカフェインの効果だけです。ついでに言うと、ドリンク剤は疲労回復の薬ではありません。疲労時の栄養補給とちゃんと書いてあります。


プロテインも飲んでいるのですが、「俺も飲もうかな?筋肉付けたいし」と言う人が必ずいます。


勘違いも甚だしいですね。プロテインは単なるたんぱく質です。例えば体重1kg当たり2gのたんぱく質を取ろうとしたら、肉や魚からではカロリーが高くなってしまいます。いくらカロリーが低いからと言って、笹身ばかり食べる訳にも行かないし。


筋肉付けたかったら筋トレするしかありません。筋肉増強剤だって飲んで寝てれば筋肉が付く訳ではありません。


この種の誤解は枚挙に暇がありません。気を付けましょう。この記事にも間違いがたくさんあるかも知れませんよ。あくまでも私の考えです。