いつかきっと晴れる

うつ病、パニック障害との闘いと思い

不安や恐怖があると・・・

中学2年から9年間、寝食を共にした愛犬クロは花火や雷、爆竹などの音に対しての強い恐怖を持っていました。


そういう音が聞こえると舌を通常の2倍くらい出して、ハァハァと激しい息づかいになり、手足を縮込ませてコチコチに固まります。腹筋を固くして叩くのと同じでびくともしません。


これが恐怖に対する反応(緊張)ですね。敵に噛まれても大丈夫なように筋肉が固くなります。身体の中では出血しても大丈夫なように血液を固めます。だから、本当の緊急事態以外では緊張は身体に毒なんですね。


これと同じ事がパニック発作で現れます。違うのはクロでたとえると、花火や雷の音も何もない平穏な時に同じ事が起こるという事です。


なぜ起こるのか?私は脳の勘違いと捉えています。脳が花火、雷の音がないのにあると勘違いするのではないでしょうか?あくまでも私の仮説に過ぎませんけど。なぜ勘違いするのか?までは判りませんが・・・


そして、それだけなら短時間で治まります。実際に通常、パニック発作は数分~30分くらいで治まります。


重要なのは発作が起きた「後」です。それによってパニック障害という病気を作ってしまいます。


ちなみにクロのケースでは花火や雷の音が聞こえないように押入れにクロを入れて、カセットで音楽を流しました。2、30分もすると遊び疲れた子供のように眠っていました。音が聞こえない事で緊張が解けてどっと疲れが出たのでしょう。