金融庁の市場ワーキンググループが発表した報告書の「老後２０００万円問題」はどうなったのでしょう。なかった事にしたようですが、それで通用すると思っているのでしょうか？バカにしてますね。

この報告書を見るまでもなく、国民はとっくに判ってます。昨年１０月２０日の日経新聞のコラムに「老後の備え２０００万円不足」というのがありました。生保会社が２０代から７０代「老後の備えとして充分」と想定している金額に現在不足している金額を意識調査で聞いたものです。金額が一致しているのが真実味を浮き上がらせてますね。

更に問題なのはその不足する２０００万円を投資で稼げと言った事です。国民全員にギャンブルをやれ！と宣ってます。さすがカジノを誘致する立派な国だけの事はあります。そもそも集めた年金を投資などで使い込んだ結果が今の年金破綻です。

投資はギャンブルではないと言う人がいますが、本質的にはギャンブル以外の何物でもありません。おそらく投資をやっている人がギャンブルと思われたくないというだけの事です。「競馬やパチスロで生計を立ててます。」なんて言ったら聞こえが悪いですが、「株の投資をやってます。」なら経済行為に見えます。場合によっては経済通に思われたりもします。

どちらにしてもギャンブルはやっている人すべてがウインウインの関係になる事はありません。儲かる人がいれば、損する人もいるという事です。結局、年金の不足分を補おうとして更に不足する事態になってします。愚の骨頂です。

ちなみに私のギャンブル人生もようやくゲームセット出来そうです。先月の１１日以降、ギャンブルは一切やってません。９月に入ってからの負け方に嫌気が差してしまいました。かすりもしない負け方ではなく、その逆のほぼ的中の状態からの不可解な逆転負けがかなり続きました。見えない力が働いているかのようでした。展開は予想出来てもその後抜かれる事までは予想出来ません。

お蔭で財布と銀行の残が表面上はなかなか減りません。私ですらキャッシュレスで買い物してるので。さすがに何とかPAYはやりませんけど。いかにギャンブルでキャッシュを使っていたかが判りますね。

経済的なものだけでなく、ギャンブルを止めたら心が楽になりました。毎日の勝負がないので穏やかな気持ちです。

しかし、ちょっと遅すぎましたね。授業料が高く付きました。ようやく愚の骨頂から抜け出せそうです。

避けられない老後の人生、どうなる事やら。さんまさんのように「生きてるだけで丸儲け」と思えればいいんですけど・・・