母の命日
今日は母の命日です。
雪でも降りそうなとても寒い日でした。当時、原付バイクで通勤していた父ですが、なぜかその日はエンジンが全く掛からずに電車で行く事になりました。
虫の知らせだったのかも知れません。その日以降は何の問題もなく、エンジンは掛かったのですから。
その時間に病院に向かえば、死に目に会えたはずでした。
泊まりがけで病院に行っていた姉から、危篤だからすぐ来てくれと11時過ぎに電話がありました。病院は自宅から一時間半も掛かる所で当時は珍しい糖尿病外来のある病院でした。
現実感がなくて・・・夢を見ているようで・・・電車の中では、ぼうっとしていました。
病院に到着するとすぐにそのまま病室に行こうとして警備員に止められました。説明して無罪放免されて、エレベーターのドアが開くとちょうど姉が乗っていました。
「駄目だったから・・・」と一言。
涙を必死に堪えました。
もう40年も経ったんですね。母の年齢をだいぶ追い越してしまいました。
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