いつかきっと晴れる

うつ病、パニック障害との闘いと思い

抗うつ剤は増量しても意味がない?

抗うつ剤を増量する事によってうつ病の改善に繋がるかはよく分からないとされています。


日本うつ病学会の治療指針やアメリカでは副作用に注意しつつ増量する事が推奨されているそうですが・・・


この度、臨床疫学の京大、古川壽亮教授とオックスフォード、ベルン大などの研究チームが「抗うつ剤を増量しても効果はない」とする研究結果が英国医学会で発表されたそうです。(17日付埼玉新聞より・・・ローカル過ぎますね)


分析にはSSRI5種類とミルタザピン、ベンラファキシンを対象にしたとの事です。


この結果を受けて、古川教授はうつ病学会は治療指針を見直すべきと進言しています。


私の記憶違いでなければ、日本うつ病学会では「軽度のうつ病と重度のうつ病には抗うつ剤は効果がない」と発表していたはずですが、抗うつ剤の増量を推奨とは・・・


そもそも軽度、中度、重度の判断も難しいところです。


「副作用に注意」も副作用にも拘わらず、別の症状の発現と勘違いして(或いは知った上で金儲けの為)薬の増量や種類を増加してりするケースはありがちな事です。抗うつ剤はうつ病だけでなく、パニック障害などにも普通に処方されます。危険ですね。


そろそろ、精神疾患を脳からのアプローチをするのは考え直したほうがいいかも知れませんね。私は寡聞にして「抗うつ剤を処方して貰って完治しました!」なんていう経験談に出会った事がありません。


存在しないとしか思えません。UFOに出会うより難しいでしょう。


また、自殺者のほとんどが抗うつ剤を処方されているそうです。最大の副作用が希死念慮を引き起こすという事ではないでしょうか?


自分の身は自分で守るしかありません。