いつかきっと晴れる

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勇気ある判断

昨日の高校野球、明石商と宇部鴻城の試合で延長10回裏、明石商の無死一塁の攻撃で送りバントを投手が二塁に投げてクロスプレーになりましたが、二塁カバーに入った遊撃手が落球したにも拘わらず、アウト判定が下りました。


おや?と思って見ていたら審判団が集まり、判定を覆し、セーフ判定になりました。私が今まで見てきた試合では初めての事でした。


高校野球では、毎年物議を醸す誤審問題、今まで高野連はビデオにハッキリ写っている過ちも一度下した判定を覆す事はありませんでしたが・・・


これが明石商側の抗議ではなく、審判団が自主的に行なったという事なので称賛に値します。過ちは素直に認める、それでいいのではないでしょうか?あるニュースサイトには「歴史的事件、高校野球変革のサインか?」とまで書いてます。


今回の二塁塁審は、落球を見逃したのではなく、スライディングが落球を招いたと判断したのでしょう。高校野球ではラフプレーはご法度です。ただ、ビデオにはスライディングでクロスプレーになる前に落球していました。


一方、プロ野球には「リクエスト」というビデオ判定を要求する権利が与えられてます。ところがビデオでは明らかにタッチが遅いにも拘わらず、判定が覆らなかったケースが2試合ありました。何度も違う角度からのビデオが流れ、明確でした。私がたまたま見ていたうちの2試合ですから、確率は高いですね。


おそらく、審判の権威の為に最初の判定通りにしたのだと思います。


せっかくの制度もこういう不正があったのでは、意味がありません。確かにリクエストの度に判定が覆っていたら審判の権威は失墜しますけど・・・


プロ野球の審判団は今回の高校野球審判団を見習って欲しいものです。