いつかきっと晴れる

うつ病、パニック障害との闘いと思い

私が悪いのか?

入社して来た新人は短大卒の女性2人でした。結果的には2人共、3ヶ月も持たずに退職しました。


ちょうど「新人類」世代の終わり頃だったと思います。勤務時間中に自動車教習所のテキストをこそこそ読むくらいですからレベルは知れてます。


そういうのを注意するのは私だけで憎まれ役を自ら買って出た形になりました。支店長は注意の出来ない人でした。


若い人にとっては細かく注意する人はうるさい、嫌な人という感覚だけでしょうから、こちらとしても心穏やかではなかったですね。人に嫌われるのが好きな人はいないですから。


でも、最低限の秩序がなければ・・・注意しなければやりたい放題になってしまいます。


ある日、電話が長い間、保留になっていました。私は「保留にしているのは誰?何の電話?」と聞きました。何人かが、振り向きましたが判らないと答えました。


奥の部屋で新人と教育係りの社員がお客様のファイルを持って話をしてたのでそちらに行って聞くとやはり保留にしているのはその2人でした。


かなりの時間待たせているので時間がまだかかるなら折り返し掛けてもらうなりしないとお客様に迷惑が掛かる旨を伝え、教育係りには教える事とお客様の実践の対応は別なんだからと注意をしました。お客様を実験台にしては駄目ですね。


教育係りは素直に指示に従いましたが、新人は不満そうにふくれ面になり、プイと顔を背けました。怒鳴り付けてやろうと思いましたが、堪えました。実際に怒鳴り付けていれば、うつ病にならなかったかも知れません。


私は支店長時代にすぐに怒鳴ったりして失敗した経験があったので反省してその頃はかなり抑えていました。


はっきり言って、20歳の子供ですから仕方ない部分があるのですが、問題は支店長です。その場にいながら何の注意もしないどころか、新人の機嫌取りみたいな事を始めました。


私はまるで悪役ですね。新人に対する怒り、支店長に対する怒りで心が充満しました。真面目にやる事が空回りしてしまう事にやるせなさを感じました。この事があってから様々な身体症状が出始めました。


気が付かないうちに怒りが心を蝕んでいたんですね。