いつかきっと晴れる

うつ病、パニック障害との闘いと思い

それって空手?

同僚の小学3年の息子さんが空手を始めたそうです。そして、3ヶ月ほど経った頃に「息子が小規模な大会なんですけど、3位になったんですよ!」と嬉しそうに言ってきました。


もう試合?型の試合?詳しく聞いてみると組手の試合だという。その息子さんのやっているのは、伝統空手、いわゆる寸止めルールです。


それにしても試合をやるのは早過ぎないか?私の考えでは3年間くらいはしっかり基本技をやってから試合、と思うのですが・・・


しかも、「引き手をきちんとやらないとポイントにならないんですよ!」と・・・ポイント?試合の為だけの小手先の技術のような気がします。


それからしばらくすると、案の定、支障が出てきました。道場に南米系の子供が入門して来たそうです。言葉が判らない上にルールを理解してないので、バンバン突きや蹴りを当てて来るそうです。


そして、その子と試合する子が怖がって泣き出したりして、棄権者が続出したとか。同僚の息子さんも試合場に行くように背中をいくら押しても動かず、棄権負けになったそうです。突きや蹴りを怖がるなんて・・・


う~ん、もはや空手ではありません。


ちなみに私は空手を習った事はありません。高校生の頃に極真空手の大山倍達総裁の著書に啓発されて、筋トレを始めたので、空手の真似事をやったり、前の会社の同僚に極真の黒帯がいたので組手モドキをやった事はありますけど。


この著書が私の人生を変えた一冊と思っているので、空手に対する思い入れはかなり強いです。


ただ、道場側にも、そうなってしまうのには理由があるようです。道場も経営という観点からすると、厳しくすると道場に来なくなってしまいますし、モチベーションを下げないように試合をさせたり、昇級をこまめにしたりしているようです。


でも、この子たちが試合に勝ったり、安易に黒帯が取れてしまって、自分が強いと勘違いしてしまうのが一番怖いですね。


極真空手黒帯の同僚は、実に7年もかけて免状を授かってます。しかも、空手をやっている事や黒帯である事を周りに吹聴するような事もありませんでした。


当初、知っていたのは私だけでした。極真の機関誌、パワー空手を読んでましたから。同僚の写真がしっかりと出てました。口止めされましたけど、バラしてやりました。(笑)


Easy come, easy go.


easy を「得やすい」と読めてしまうのは私だけか?