いつかきっと晴れる

うつ病、パニック障害との闘いと思い

膝痛

病気やケガをすると、色々な事が学べますね。先ず第一にその病気や関連のある事の知識が増えます。


3ヶ月前に膝に水が溜まり、鵞足炎と診断されました。膝の内側のガチョウの足に似た部分の関節の炎症ですね。


水自体は、関節に炎症があるから潤滑油のような役割で溜まるそうです。だから、水を抜いても炎症がある限りはまた溜まります。これが世間で「膝の水を抜くと癖になる」と言われている事です。


だから、今は水を抜かない治療がメインだそうです。水が溜まり過ぎて、関節が動きにくい場合は抜くそうですが。


それから、湿布は冷やす事はないそうです。メントールがスーっとさせるだけだそうです。温湿布も皮膚の表面だけです。確かに湿布のパッケージをよく見ると「冷感・温感」となってます。あくまで「感」なんですね。


あと、湿布に入っているサルチル酸には発毛作用があります。膝に毛が生えてきたので調べてみました。薄毛の人が湿布を貼っているのは見た事ありませんが。


人生で初めて杖も経験しました。仕事の帰りに痛みが激しくなって、やむを得ず、百均で杖を買いました。後々考えれば、タクシーかバスを使えば良かったのですが、頭の片隅にすらありませんでした。


そして、いざ杖を使って歩いたのですが、なぜか何の補助にもならず、痛いままでした。松葉杖の感覚で痛い左側の手で杖を持っていました。


その場でネットで調べました。痛い方と逆側の手で持つんですね。


松葉杖は「足の代わり」なので同じ側で持つ、普通の杖は「足の補助」なので逆側、負荷が掛かる重さの軽減なんですね。


自分で杖を使ってみると、日常、杖をついている人が以前より増えたように感じます。実際には存在していたのに心が気付かなかったんですね。他人の痛みは経験しなければ理解出来ないものです。


膝痛との付き合いは中学1年のバスケ部の練習の時からです。その後は筋トレなどの影響で恒常的に膝痛はありました。オーバーユースだと思います。


私の膝は生まれつきお皿が割れてるそうです。分裂膝骸骨といって千人に1人位の割合で発生します。それ自体は病気とか障害ではないのですが、痛みが出やすいとの事です。


前の会社の上司が膝の手術をする事になった時に「カツクロはいいよな!どこも悪くなくて」と言われた時には思わず反論しそうになりましたが、我慢しました。「どこも悪くない?冗談じゃない!闘って来たんだよ!ずっと」言葉を飲み込みました。


私は基本的に痛いだの痒いだのは医師以外には言いません。ブログには書きますけどね。


緘黙症時代の名残りかも知れませんね。トイレに行きたい事すら言えなかったんですから。それが当たり前でした。どれだけの数の言葉を飲み込んだ事か・・・


そう遠くない将来に杖を手離せなくなるかも知れませんね。肉体は確実に日々衰えて行きます。衰えをそのまま受け入れる事が出来たら完成です。


でも、未完成で終わるんでしょうね。